渡(わた)りの重(じゅう)要(よう)な中継地点(ちゅうけいちてん)で、海(うみ)が退(しりぞ)き、火山灰(かざんばい)が積(つ)もってできた大地(だいち)には、湿原(しつげん)・砂丘(さきゅう)・湖沼(こしょう)・火山灰(かざんばい)地(ち)がモザイクや、しま状(じょう)になっているよ。それぞれの地形(ちけい)に応(おう)じてたくさんの種類(しゅるい)の動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が生活(せいかつ)しているよ。

たくさんの種類(しゅるい)の動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)が暮(く)らしていて、野鳥(やちょう)たちのエサになるものが豊富(ほうふ)で困(こま)らないし、子育(こそだ)てもしやすいんだ。

バードサンクチュアリ=「野鳥(やちょう)の聖域(せいいき)」サンクチュアリとはラテン語(ご)のサンクス（神聖(しんせい)な場所(ばしょ)）から生(う)まれた英語(えいご)で「教会(きょうかい)（聖域(せいいき)）」を指(さ)す言葉(ことば)。昔(むかし)のヨーロッパでは誰(だれ)でも教会(きょうかい)の中(なか)に入(はい)れば、法律(ほうりつ)から逃(のが)れることができたので「避難(ひなん)場所(ばしょ)」という意味(いみ)が生(う)まれたんだ。今(いま)は動物(どうぶつ)や植物(しょくぶつ)を傷(きず)つけないで守(まも)る場所(ばしょ)という意味(いみ)があるよ。

1981年(ねん)5月(がつ)に日本(にほん)野鳥(やちょう)の会(かい)がウトナイ湖(こ)にバードサンクチュアリをオープン。
国内(こくない)第(だい)1号(ごう)。
1982年(ねん)7月(がつ)国指定(くにしてい)鳥獣保護地区(ちょうじゅうほごちく)）となる。
1991年(ねん)12月(がつ)12日(にち)に湖(みずうみ)と周辺(しゅうへん)の湿地(しっち)など合(あ)わせて510haがラムサール条約(じょうやく)登録(とうろく)される。
国内(こくない)4番目(ばんめ)の登録(とうろく)地(ち)。